七味家のこと
![]() | |||
| |||
![]() | |||
息を切らして、産寧坂の急な階段をのぼりつめると、眼の前を清水坂のゆるやかな坂道が横切ります。その右手の角が弊舗。およそ360年前の明暦年間に、この地に暖簾をかけました。当時は『河内屋』と号し、茶店を生業とし、清水まいりの皆様にお立ち寄りいただいていました。 その折におだししていた『からし湯』が評判を呼び、いつしか七味唐がらしを商うように…。 今も昔とかわらずにぎわう東山で、今日までご愛顧をいただいています。 |
![]() | ||
| |||
![]() |
清水寺への参拝客や音羽の滝で修行する行者さんに、「身体がぬくもるように」と、無償でおだししていました。やがて、弊舗の中興祖は、唐辛子に山椒や胡麻、麻の実などの薬味を合わせ、七味唐がらしを創案いたしました。からし湯のぬくもりは弊舗のまごころ。暖簾をおくぐりいただく皆様に、創業よりかわらぬおもてなしの心で、ひとときのぬくもりを伝えてまいります。 | ||
| |||
360年にわたる伝統は弊舗の誇り。しかし、それはお使いいただくお客様には関係のないこと。 暖簾に胡座をかいた商いは、もっとも恥ずべきことと考えます。伝統を守り受け継ぐことは役目、しかし、新しい提案をすることも勤めのひとつ。おなじみの七味唐がらし、山椒の粉、一味唐がらしのほか、時代にあったさまざまな嗜好品を開発し、新しい食の文化を育てています。ご賞味いただく商品こそが弊舗の暖簾です。 |
| ||
|
|
|
店舗案内
|