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清水寺青龍会


9月15日~17日に青龍会(せいりゅうえ)の行道が執り行われました。
その様子と青龍会についてご紹介いたします。

清水寺には、古くから
『観音様の化身である龍が、音羽の滝に夜ごと飛来して水を飲む』
という言い伝えがあります。

また奥の院の南廊下にある祠に祀られている夜叉神(やしゃじん)は、
青龍の地(=東方)と御本尊を守り、京の都の人々の悪縁を断ち、
良縁を結ぶ神として信仰されてきました。

青龍会は、この故事と夜叉神への信仰と畏怖をもとに清水寺門前会が、
2000年に立ち上げた行事で、以来、毎年3月と9月に行われております。

青龍会 2012年9月15日~17日の様子
[写真左]青龍が西門を下る姿。墨染の衣装が美しいです。
[写真右上]まるで生きているかのような青龍。
[写真右下]青龍が音羽の滝の水を飲みに来ている様子です。

青龍というのは、中国の伝説上の四竜の1つで、東方を守護すると言わ
れています。また、「青」の原義は青山・青林で、実際には「緑色」と
されています。青龍会の龍と衣装が、青ではなく、緑色なのは、そこに
所以があるのですね。

次回は、3月15日~17日です。
この機会に是非京都・清水へお越し下さい。

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