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清水寺 千日詣りの様子

先日の8月6日~16日、清水寺 千日詣りが行われました。
そのクライマックスとも言える8月16日の様子を写真と共に
少しご紹介します。

清水寺の夏は「16日に始まり、16日に終わる」を言われるほど、
16日に行事が集中しています。


最初の写真は、当日の午後3時より、聖護院門跡が執り行われた
「採燈大護摩供」です。
珍しい護摩行に、たくさん見学の方が集まりました。

千日詣り

千日詣り


護摩に火がくべられると、すぐにもうもうたる煙が立ち上がり、風に運ば
れた煙が辺りに充満します。
一寸先も見えないような煙ので中しばらく待っていると、生き物のように
動き回る炎に包まれた護摩が現れます。

希望する参拝者は、自分の願いを書いた護摩木を、自分で護摩に
くべることもできるんですよ。(でも、護摩に近づくと、想像以上に熱い!)


その後、午後8時頃から、「五山の送り火」が始まります。
送り火は、お盆にお迎えした先祖の精霊をお送りする精霊送り
の意味を持つ行事です。
今年も、「大文字」、「妙・法」、「船形」、「左大文字」、「鳥居形」が
点灯されました。

千日詣り


夏の暑さの中にも、少し涼やかな夜風が吹きぬけていくような
瞬間でした。


最後は、清水寺の夜間拝観と千日詣りの本堂内々陣特別拝観です。

千日詣り


千日詣りは観音様の最大の功徳日で、一日のお参りで千日詣ったと
同じご利益があるといわれます。
厳粛で荘厳な雰囲気の本堂内々陣特別拝観では、本尊ご宝前で
ご献灯もできます。
「心が洗われる」とは、まさにこの事か、と実感されると思います。
また、年に一度、その日にしか配布されない御札を頂戴することも
できるんですよ。

期間中は、幣舗も午後9時30分まで営業させて頂いておりました。

来年はぜひ、「夏の京都・清水」へ足をお運びくださいませ。

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